FC2ブログ

わたしのおっぱいが欲しい人③

「ああ、ゆりか! ここにいたのか」
 背の高い、ポロシャツ姿の男性が、駆け寄ってきた。
 身長一九〇センチはありそうだ。
 女子でも背の高いほうである珠子が、顔を上げて見上げる。
 男性は二十代前半らしい。
 長い手足は筋肉質で、肩幅が広く、胸板も厚かった。
 しかし体格のわりに、顔つきは細い目で柔和な印象だ。
「お父しゃん!」
 チビゆりかは、男性に向かって叫んだ。
 珠子はホッとした。
 もし、このままチビゆりかの父親がみつからなかったら、どうしようかと思っていたところだった。
「ありがとうございました」
 チビゆりかの父は、高いところにある頭をぺこりと下げた。
「あ」
 珠子は、その顔に見覚えがあった。
「室井……一茂選手?」
 男子部員から借りたバレーボールの雑誌に載っていた。
 地元の実業団バレーの選手だ。
 室井一茂。
 記事によると、アタッカーとして、最近メキメキと頭角を現してきている。
 室井は、名前を知られていることに、頭をぽりぽりとかいた。
「そうだけど。バレーボールに詳しいの?」
「はい……高校の部活で、一応アタッカーをしています」
「そうなんだ」
 室井は、ニコリと笑った。
 線のような目が、さらに細くなった。
 そのクシャッとした笑顔に、珠子はドキリとした。
 やっぱり、大人の男性は爽やかでカッコいい。
「さあ、帰るぞ」
 室井が手を伸ばしたが、チビゆりかはイヤイヤとして、珠子にしがみついた。
「こら、お姉さんを困らせるな」
「いやー、おっぱいー」
 チビゆりかは、珠子のおっぱいに顔をうずめて、首を振った。
「お、お近くなら、ご自宅まで、このままお連れしますよ」
 珠子は、チビゆりかが可愛く思えた。
 ここで、離れるのも寂しい。
 それに……。
「でも、ゆりかは重いでしょ?」
「大丈夫ですよ、部活で鍛えてますから」
 それに、もっと室井選手と話がしたかった。
 珠子は内心、どこかウキウキしはじめていた。



     >>>「わたしのおっぱいが欲しい人④」

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

Secret

カウンター

ジャンルランキング
[ジャンルランキング]
アダルト
2818位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
官能小説
132位
サブジャンルランキングを見る>>
リンク
広告