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美術部長のやりすぎ変態デッサン②

 はじめから読む→「美術部長のやりすぎ変態デッサン①」

「さて、お二人さん。そろったところで、お茶でも飲む?」
 楓は、小さなテーブルの上に、麦茶を入れたコップを二つ並べた。
 いや、並べようとした。
「おっとっと」
 だいぶ棒読みでそういうと、楓はコップの中身を二人に向かってぶちまけた。
「ああ……」
 孝平と蓮美の服に、麦茶がかかってしまう。
「あー、ごめんなさい……」
 楓は、しゅんとした顔で謝った。
「だ、大丈夫ですよ楓さん」
「そうです、このくらいなんともないです、部長」
 二人がそろってそう言うと、楓はケロリとした顔で、
「乾燥機にかけてくるから、二人とも服を抜いで」
 と、両手を差し出した。
 孝平と蓮美は、すぐに反応できなかった。
「さあ、早くはやく。部長命令よ」
 楓がきつめの口調で続けたので、仕方なく、二人とも、いそいそと服を脱ぎ始めた。
 孝平は、楓に裸を見せるのは気にならなかったが、蓮美の視線が気になった。
「こっち、見んな!」
 それはあちらも同じようで、孝平が顔を向けると蓮美は真っ赤な顔をして怒った。
 蓮美はスポーツ万能だけあって、引き締まった体をしていた。
 色気のない白の下着だが、メリハリの効いた脚線が美しかった。
 楓は、二人の濡れた服を持って部屋から出ていった。
 二人だになると、なんだか気まずくなった。
「……佐々木、おまえ何しに来たんだよ?」
 その気まずさを紛らわすように、孝平はぶっきらぼうに聞いた。
「田中こそ!」
「……オレは、楓さんに呼ばれたんだよ。絵のモデルになってくれって頼まれたんだ!」
「なに……田中も?」
「……え? ていうことは佐々木も、絵のモデルに?」
 孝平は、驚いて蓮美を振り向いた。
「こっち見んなって!」
 蓮美はふくれっ面で、孝平をにらんだ。
 蓮美は、胸を隠すようにして、体育座りをしていた。
「……ふーん、佐々木もいっちょ前に、女なんだ」
「は?」
「恥ずかしそうに、胸なんか隠して」
 孝平と蓮美は、同じ聖矢高校の一年A組だが、仲が良いというわけではない。
 いや、どちらかというと仲は悪かった。
 よく親友のヤマトといっしょに、孝平は蓮美のことを男女とからかっていた。
 いまもそのノリでふざけているつもりだったが、状況が状況だけに落ち着かなかった。
「う、うるさい! べつに恥ずかしくなんてない」
 蓮美は、顔を真っ赤にしながら、体育座りをやめた。
 意外に大きく張った二つの山なりに、孝平の目は惹きつけられた。
 腹筋に、割れ目が浮き出ている。
 ごくり、と生唾を飲んだ。
 佐々木のやつ、いい体してんなぁ……。
「いやらしい目で見るな!」
 孝平の視線に気づいて、蓮美はすぐに元の姿勢に戻った。
「……お、おまえなんかに、いやらしい気持ちになんか、なるかよ!」
 お互いに憎まれ口をたたくしかない雰囲気だった。
 だから、楓が戻ってきたとき、二人とも心底ホッとした。
「二人とも仲良くしてた?」
 楓はなにを企んでいるのか、天使のような笑顔を浮かべていた。


テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 女子高生

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