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美術部長のLOVEえろデッサン⑤

 はじめから読む→「美術部長のLOVEエロデッサン①」

 それから楓は部屋を出て、浴室まで、顔を洗いに行った。
 その間、孝平は裸のままスケッチブックを見た。
 なんだかんだで、楓は孝平のものを、何ページにも渡って写生していた。
 これが完成したら、ぼくのことは用済みかな?
 不意に、そんな不安におそわれた。
 このような行為にいたったのは、すべて同人誌のおかげだ。
 それが出来上がったら、もうこんなふうに、楓さんの部屋に来ることもないのだろうか?
 楓が戻ってきた。
「ちゃんと描けてるでしょ?」
 楓は裸のまま、ぴったりと孝平の横に寄り添った。
「はい……」
 孝平の声はどこか元気がなかった。
「それでね、孝平くん」
「なんですか?」
「じつは、まだ描いてみたいシーンがあって、これからもいろいろ協力して欲しいんだけど」
「もちろんですよ! 楓さんのためなら、なんだってしますよ!」
 孝平は、意気揚々と答える。
「ほんとー!? よかったー、ありがとう!」
 不意に、楓は孝平の唇に自分のものを重ねた。
「で、このシーンなんだけどね」
 孝平が戸惑っていると、楓は、なにもなかったかのように、二人の前にノートを広げる。
 シシマルが前のめりになり、トラオがうしろからバンバン突いているシーンだった。
「うおぉぉぉー」などと、吠えている。
「このときのシシマルの表情が欲しいの」
 シシマル……やられてるほうだな……。
「これ……男同士ですよね?」
「もちろん、ボーイズラブだもの」
 孝平は目を細めた。
 なにを、どこにどう入れているのだろう?
 楓は、絵の具の筆を手にとった。
 筆先をもって、持ち手の尖った部分を孝平の目の前に示す。
「とりあえず、これで代用してみるから」
 楓は、嬉々とした表情で、孝平をのぞき込んだ。


    (おしまい) 作品一覧にもどる


テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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